リチャード・マシスンの「地獄の家」の映画化。20世紀初頭に悪事を重ね続け多くの犠牲者を出し行方不明となったベラスコという人物が所有していた屋敷の調査を依頼された物理学者とその妻、霊感を持つ少女、20年前に唯一生還したことのある霊媒師らが、屋敷の謎に挑む。時々極端なカメラワークを使い、屋敷そのものがこちらに襲い掛かって来るような錯覚を受ける。とても怖い。要所要所で挟まれる日時と時刻がいいハッタリになっていて、何だか判らないがとにかく凄そうだとかましてくる。じわじわと精神的に追い詰められてゆき、ポルターガイスト現象が起こり始め、当然のように次々と命を落としてゆく。最後に残った霊媒師・ロディ・マクドウォール(猿の惑星のコーネリアス博士!)がベラスコの霊と対決するのである。10年以上前だったか、深夜のテレ東で放送されたことがあったのだが、この場面、ロディ・マクドウォールがベラスコの秘密を口汚く罵るのであるが、放送禁止ワードの連発で、「お前はピーだ!ピーでピーな母親から産まれたピーーー野郎だ!」となっていて、腹を抱えて笑った。だったら放送するなよ、テレ東!
0コメント