鮫映画は努めて避けてきたのだが、女優さんがちょっと好みだったのでうっかり見てしまった。しかしこれが面白い。あくまでB級の域をでないのだが、最後まで緊張感を保ったまま楽しませてくれる。ジャケットの裏を見て、あっ、監督、レニー・ハーリンか、納得である。遺伝子操作で知能が飛躍的に進化した鮫に襲われる、海中基地に取り残された人々の脱出劇という、蝶野ビンタをくらう月亭方正のごとく、「もう見飽きたよ、それ」というストーリーなのだが、そんな中にも、こいつどうせ生き残るよなというヤツがあっさり死んだり、最初の犠牲者だなコイツというのが最後まで生き残って活躍したりする。お約束をキレイに崩してくれるあたりは、さすが職人、レニー・ハーリン!途中、唐突に、サミュエル・L・ジャクソンが演説を始めるのだが、あれ、なんかカメラアングルおかしいぞ、なんかあるぞ、なんかあるぞ、と思っていたら、本当に何かあったので笑った。このシーンだけのためにDVDを買う価値がある。買えっ、そして見ろっ!
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2019.01.04 15:43
2019.01.04 14:10