#プロメテウス

期待してたのだが、ヘンテコ映画になってしまった。町山智浩さんによると当初の脚本では最後に地球に行ったエンジニアはキリストその人であり、人間がはりつけにしてしまったことに激怒したエンジニアが人類を滅ぼそうと出発する間際、事故により解き放たれたエイリアンがうにょうにょ…の予定だったらしい。なるほど、確かに解りやすいが、なぜかリドリー・スコットがこれを良しとせず、あれもこれもと付け加えていった結果、訳が分からなくなってしまった。序盤犠牲になるでこぼこコンビも、単に地図をなくして迷った設定であったが、後から自動立体地図作製のメカを付け加えたおかげで、トンチンカンなことになった。それでも、絵作りはさすがの美しさで、やっぱり映像ありきのひとなんだなこの人、と思わせる。しかし物語の根本は実に中二病的で、根はムーな人だったのね、リドリー・スコット!

ザルで水汲むマニア心

映画やゲームについて好きなことを呟いていきたいと思います。一部ネタバレを含む場合があります。

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