2019.04.11 12:09#遊星よりの物体X(1951)ジョン・W・キャンベルの小説「影が行く」の映画化。監督にはクリスティアン・ナイビイがクレジットされているが、製作のハワード・ホークスが大部分をコントロールしていたらしい。ジョン・カーペンターが子供の頃これを観て衝撃を受け、映画監督を目指したことはあまりにも有名。後に念願叶い、自身のリメイク作「遊星からの物体X」は映画史に残る金字塔となる。原作のエイリアンの設定を忠実に再現したカーペンター版に比べ、本作は当時の映像技術の限界から、ヒューマノイド型のエイリアンに変更されている。白黒で特殊効果と呼べるようなものもわずかであるのだが、氷の中に埋まった宇宙船の影に沿って隊員達が立ち並びカメラが引いていくと宇宙船の外観が露わになるショットや、ガイガーカウンターによ...